花火は苦手だった
遠くから花火を見たことがあまり無かったから
花火というと目の前で上がって
心臓に響いて耳が痛い
見るだけならいいんだけど
怖かった
それを貴方には伝えていた
昨日花火が上がると聞いた
苦手なのを知っていたから誘わなかったといっていた
貴方と花火が見れるならばそんなことどうでもよかった
「いきたいっす」とラインを残したら
貴方のうちに集合することになった
他の家族も一緒なのかな
自転車で待ち合わせ場所へ
待っていたのはあなた一人だった
もうここで察して脳死してた
2人きりで花火が見られるなんて
思っても無かったから
自転車で30分とちょっと
話しながら付いて行く
花火が見える場所は会場から遠くてもそれなりに人がいて
木とかで若干見づらいかんじはあったけど
ちゃんと見ることが出来た
花火の間話すのも無粋な気がして
でもやっぱり話しかけたくて
たまに横顔をみて
半分くらいで満足して帰路に着いた
ゲーセンよって遊んで行きとは違う道で帰った
家の前でバイバイするのが寂しかったけど
人がいたしあっさり別れを済ませた
え、なにこのイベント
最高だったんだけど
昨日あったばかりなのに
今日もまた会いたいなんて
本人には絶対いえません
。